* このページでは素材、道具、仕事の手順など 様々な織り物 染め物に関するいろいろをご紹介致します * |
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経糸と経糸を結ぶ 「つつみ布」用に整経した 石榴、胡桃 で染めた 鼠黒系の経糸とインド藍、藍の生葉染め で染めた 紺系の経糸を結び合わせる 経糸の総本数 およそ500〜600本
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彩いろいろ 糸を染めて木枠に巻く、糸を染めてボビンに巻く 草木や実 などの自然素材を染料に使って糸を染める (写真左)木枠に巻いてある紺系の色はインド藍の濃淡/鼠色系は胡桃 (写真上) かせ糸の桃色系はインド茜/紫系は紫鉱(ラック ダイ) 墨色系は五倍子/山吹色系は石榴 (写真下)紫系は紫鉱(ラック ダイ)の濃淡/インド茜の濃淡 絹の種類、紡ぎ方、精練の仕方 など様々な条件で色の染め上がりが違い 光沢のあるものから鈍い光を放つものまで同じ色でも表情が変わってくる |
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杼[シャトル] 今 使っている「杼」の中で一番気に入っているのが ニューヨークの織り子時代から もうすでに20年以上使っているもの (写真左上)手の大きさにピッタリ合っていて、とても使いやすく長時間 使っていても 疲れない 握り具合や手の馴染み具合で最終的な仕上がりまでも左右する 手の動きから体の動き、足の動き、指の動きが繋がって 杼から出る 糸の出方、引き方、張り具合、、、、etc どこどこまでも続く一連の動きが道具一つで違ってきてしまう 単純だけれど これらがスムーズで心地良いほど布が美しくなる これからもお世話になる大切な道具の一つ
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1992年より『真木テキスタイルスタジオ』で10数年 インドの手織り工房で職人達と共に 布作りにたずさわり 手紡ぎの糸の優しさ、手織りの布の素晴らしさ、手仕事の美しさや 彼らの知恵と経験 など たくさんのことを学ばさせて もらった、何より手仕事の面白さを再発見させてもらったのは このインドで過ごした日々のお陰だと思う。 織りを始めた 学生の頃から織るのが大好きで時間があれば いつでも 織機の前 に座っていた 今 思えば ニューヨーク・タイ・京都 ・東京(インド)で「textile」 の仕事をしてきたが どこでも どの国でも デザインをすると同時に手織りでサンプルを自分で織り 織り上がった布の風合いを自分の手で確かめていた。 昔から自分の手を動かす(織るのが)ことが好きだった。 その集大成ともいえる 手作りの布のスタジオ をここに開設できることは本当にうれしい。 たくさんのサポートと多くの人々に感謝しつつ 暮らしの中の「手仕事」を実現できる今を大切に 自分らしい布を作って行きたいと思っております。
真木 香 |
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